2025年も終盤に差し掛かり、折りたたみスマホがタブレットを駆逐するどころか、逆に11インチ前後のタブレットが再び活気づいている。 その最新勢力が Poco Pad X1 だ。
実はこのタブレット、Xiaomi Pad 7 Pro と非常に近い兄弟機(実質 Xiaomi Pad 7 のグローバル向けリブランド)であり、Pocoブランドらしい「コスパ重視」の味付けが施されている。 11.2インチの大画面に高解像度・高リフレッシュレート、そして豊富なアクセサリー対応——これぞ現代の「仕事も遊びもできる万能タブレット」の理想形だ。
目次
- スペック一覧
- デザインとディスプレイ
- キーボード&スタイラス
- パフォーマンス
- ソフトウェア
- オーディオ
- バッテリー
- カメラ
- 総評
スペック一覧
| 項目 | 詳細 |
|---|---|
| ディスプレイ | 11.2インチ IPS LCD、3200×2136(3.2K)、144Hz |
| ピクセル密度 | 345 PPI |
| プロセッサ | Snapdragon 7s Gen 2 |
| RAM / ストレージ | 8GB+256GB / 12GB+256GB / 12GB+512GB |
| バッテリー | 8,840mAh、45W急速充電対応 |
| 厚さ / 重量 | 6.2mm / 500g |
| 生体認証 | 顔認証のみ(指紋センサーなし) |
| スピーカー | クアッドスピーカー、Dolby Atmos対応 |
| 対応アクセサリー | Floating Keyboard、Focus Pen、拡張キーボード、保護カバー |
デザインとディスプレイ
アルミニウムユニボディ採用で、Poco F8シリーズと同じデザイン言語。 背面のスクエアカメラハウジングにはゴールドのアクセントリングが入り、特にブラックモデルはかなり高級感がある。 カラーバリエーションは ブルーとブラック の2色のみ。
厚さはわずか6.2mmだが、重量は 500g とずっしり。 キーボード装着時は合計1.1kgに達するため、膝上使用時は安定感はあるが、長時間手持ちは厳しい。
同梱物 ・本体 ・45W充電器(嬉しい!) ・USB-Cケーブル ・クイックスタートガイド ※キーボード・ペン・ケースは別売り
ディスプレイ実測値(ラボテスト)
| 機種 | 最大輝度(20%APL) | 最大輝度(100%APL) | 最低輝度 | 色温度 | DeltaE rgbcmy | DeltaE グレー |
|---|---|---|---|---|---|---|
| Poco Pad X1 | 689 nits | 693 nits | 1.3 nits | 6643K | 1.94 | 3.2 |
| Xiaomi Pad 7 Pro | 657 nits | 753 nits | 1.4 nits | 7294K | 2.06 | 5.63 |
| Honor Pad V9 | 540 nits | 539 nits | 1.8 nits | 6526K | 1.74 | 4.04 |
| iPad 11th Gen (2025) | 529 nits | 529 nits | 2.0 nits | 6473K | 1.25 | 2.04 |
→ Poco Pad X1 は実測約690nitsと公称800nitsには届かないものの、屋外視認性は十分。 色再現性も優秀で、sRGBカバー率ほぼ100%、DCI-P3も90%以上を確保している。
キーボード&スタイラス
Floating Keyboard(別売)
- 磁石でピタッと装着、3点ピンで即接続(Bluetooth不要・充電不要)
- キートラベル・打鍵感ともに優秀
- トラックパッドは広くてクリック感あり、ジェスチャー対応
- ヒンジが金属製で非常に頑丈だが……重い(600g) → 合計1.1kgの「ミニノートPC化」は可能だが、軽さ重視の人には厳しい
Focus Pen(別売)
- 4096段階筆圧検知
- 低遅延で書き味良好
- 磁石で側面にくっつく(充電は非接触式)
パフォーマンス
Snapdragon 7s Gen 2 はミドルハイクラス相当。 日常使い・動画視聴・軽~中程度のゲームは完全に余裕。 原神も中画質・60fpsで安定して遊べるレベル。 アクティブ冷却はないが、11インチの大ボディによる放熱面積のおかげで、長時間プレイでも極端な熱落ちは少ない。
ソフトウェア
HyperOS 2.0(Android 15ベース)搭載
- PC級のウィンドウ分割・フローティングウィンドウ
- 小米互傳(PCとの高速ファイル転送)
- 3年間のOSアップデート+4年間のセキュリティ更新を約束
オーディオ
クアッドスピーカー+Dolby Atmos対応 音量・迫力ともにこのクラス最高レベル。 YouTubeやNetflixはもちろん、音楽再生でも十分満足できる。
バッテリー
8,840mAhの大容量 実測では
- YouTube連続再生:約15時間
- ゲーム(原神中画質):約7時間
- 軽作業中心:2日持ちも余裕 45W急速充電で約90分で満充電。
カメラ
背面:50MP(メイン) 前面:8MP タブレットとしては十分すぎる画質。 ビデオ会議や書類撮影に不満なし。
総評
良い点
- 11.2インチ 3.2K 144Hzの高品質ディスプレイ
- クアッドスピーカーで音が最高
- 豊富な純正アクセサリーで生産性爆上げ可能
- 45W充電器同梱
- コスパが圧倒的
気になる点
- 本体+キーボードで1.1kgは重い
- 指紋認証なし
- アクセサリーが全部別売り
結論: 「11インチ級タブレットでコスパと実用性を両立させたい」人にとって、2025年現在最強クラスの選択肢の一つ。 Xiaomi Pad 7 Pro とほぼ同性能でありながら、グローバル保証・アクセサリー展開が充実している点でむしろ Poco Pad X1 の方がおすすめできる場面が多い。
FAQ
Q. Xiaomi Pad 7 / 7 Pro と何が違うの? A. Poco Pad X1 は Xiaomi Pad 7 のグローバル版リブランド。7 ProとはSoCが違う(7 ProはSnapdragon 8s Gen 3)が、ディスプレイやバッテリーはほぼ共通。
Q. iPad(第11世代)とどっちがおすすめ? A. 動画視聴・ゲーム・コスパ重視ならPoco Pad X1。 iPadOSのアプリ最適化や長期間サポートを重視するならiPad。
Q. キーボードは買うべき? A. ノートPC代わりにしたいなら絶対買い。それ以外なら本体だけでも十分快適。
Q. 指紋認証がないのは不便じゃない? A. 顔認証は速いが明るい場所限定。結局PIN入力になることが多いので、気になる人は注意。
Poco Pad X1 —— 「安くて普通に良い」じゃなくて、 「安いのにここまでできるのか!」と驚かされる、2025年最後の大当たりタブレットかもしれない。
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